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家づくりで気になること

失敗からのアドバイス






契約のタイミング


※ こちらへサイト移転いたしました 家作りの失敗例・後悔例

家づくりの順番

はじめての家作りを終えてみて、細かい失敗はたくさんあったのですが、
一つだけ失敗したって痛感していることがあります。
それは家作りの手順。
我が家では、まずモデルハウスを見て、
ある程度メーカー・工務店を絞り込みました。
それから見積、間取りをお願いして、検討。
メーカー・工務店を決め、契約にいたったわけです。
ただ、この時点ですでに間違っていました。
メーカーや工務店が悪いわけではありません。
完全に自分の知識と準備不足。
この時点で、とりあえず家の間取りや仕様などが決まった状態です。
たいていの方がこういう順序で進めていると思います。
でも、後になって考えてみると、この段階で家のすべて、
外構も含むすべてが確定しているのが理想だと思います。

すべてといっても

でも、すべてのことが決まっているなんて、
素人の私にできるわけありません。
しかも、契約をする時期は、
非常にストレスのかかる時期でもあります。
予算のため、理想と現実を行ったり来たり。
ハウスメーカーによっては、やけに急かしてくるとこもある。
今月中ならばキャンペーンでこの金額にできますなんてことも・・・。
本当にすごいストレスを感じます。
たぶん、そういうストレスから逃れようという思いもあり、
まだ不完全なプランのまま契約してしまうということもあると思う。
さらに、そもそもが素人であるため、契約をいつするかということが、
わからない為、営業マンにそろそろ契約をと、言われてしまうと、
そういうものなのかな?って思ってしまいます。
ハウスメーカーの営業マンも、
本当は全部を決めてから契約したほうがいいに決まっているのに
何も知らない素人を騙すわけではないけれど、
契約してから変更も可能ですから、なんて言ってごまかす。
いやいや、契約したのに変更することが前提なんていうのは、
本当はおかしなことですから。
ひどい場合だと、間取りなんて仮でいい、
後でどのようにでも変更できます、なんて言われることもあります。
そんなのはもはや契約とは言いません。

よくあるパターン

住宅展示場などにモデルハウスを見に行って
気に入ったハウスメーカーがあるとする。
そうするとそのメーカーの完成見学会に行ったり、工場見学に行く。
そして、こちらの要望などを伝え、
間取りのプラン、見積をお願いし、プランをもらう。
大体、このような流れだと思います。
でも、この見積って何?
たしかに要望を汲み取って間取りを作成。
そのほかは標準仕様にて見積されています。
ただ、その標準仕様に対する説明がかなり不足しているような気がします。
特に設備類。
この段階で設備関係のオプションをながながと検討された場合、
時間の都合から困ることはわかりますが、
すべてが自由に選べるような工務店などをのぞき、
ハウスメーカーのようにオプションが明確になっているならば、
そのオプションに対する説明も必要ではないでしょうか?
まあ、ハウスメーカーならば設備も標準でまったく問題ありませんが、
それでも説明不足は否めないと思う。
そして、契約後、設備を決めましょう。
こういうオプションがありますよ。こちらは○○万円になります。
なんだか変ですよね。
すべて決めておきたい、というのはこういった理由からです。

すべては無理でも大物は決める

すべて決めると言っても、なかなかそうもいきません。
実際、すべてを決めることは無理だと思う。
契約前に細かい部分まですべて対応してくれと言うのは、
ちょっと行き過ぎ。
お客様は神様ではありません。
さらにどうしたって後から気になることも出てきたりします。
注文住宅の場合、土地も違えば、間取り、仕様も一軒一軒異なる。
同じ仕様の家を何軒も建てれば、
いずれ完璧な仕様が完成するかもしれませんが、
注文住宅では、無理。プロだってたぶん仕様の確認抜けがあると思います。
それならば、細かいものは置いといて、大きなもの。
特に金額の大きいものは決めておきましょう。
電気関係や細かい仕上げ方などは、
この段階では、ほとんどどうでもいいです。
家の仕様、間取り、設備、外構、このあたりのことは決めておきたい。
たとえば設備について、上に書いたように、
ハウスメーカーにおける設備のグレードアップは、
大きな収入源となっているような気さえします。
契約後、標準からグレードアップする場合、
もはやハウスメーカーの言い値です。
当然のようにこの仕様にすると○○万円アップですなんていいますが、
契約前ならそんなに簡単に言えるでしょうか?
ただ安くしてくれと言いたいわけではないのです。
まあ実は安くして欲しいのですが、
めちゃくちゃな値段にしろ!と思っているわけではありません。
適正な価格でお願いしたいのです。
契約前と契約後。この差は大きい。
なので、できる限り価格の大きなものや、
要望として外せないものについての仕様は、
きちんと決めておきましょう。

家の仕様とは?

家の仕様とは、家の構造や外壁、内装、床などを決めることです。
ハウスメーカーに限らず、工務店なども基本的な仕様というのは
多くの場合あると思います。
ただ、なかなか契約前にその仕様を細かく検討することはありません。
具体的な壁紙の型番までは確認したりする必要はありませんが、
どういったグレードの壁紙か?
フローリングや外壁なども大まかなグレードを確認することは必要だと思います。
ハウスメーカーの場合はすぐに明確な回答が得られると思いますが、
工務店になるとなかなか難しい場合も出てくるかもしれません。
そんなときは、その工務店が実際建てた実例の写真などはあると思いますので、
そのなかからよさそうなのを選び、
これと同じ仕様で見積をお願いしますと頼むのも一つの手かも。
そういう実例の写真は、そこそこいい感じの仕様のものが多いはずですので、
これじゃあ、今のアパートの壁紙と変わらないくらい安っぽい、
なんてことにはならないと思います。

間取り、設備について

間取りは、見積のときに間取り図を作ってもらえると思います。
注文住宅においては、家作りの醍醐味ともいえます。
たぶん、この点においては、ほとんどの方がきちんと検討し、
決めていると思います。
くれぐれも、”仮の間取りでとりあえず契約”なんてことは
しないようにしてください。
設備は、特にハウスメーカーでは、標準設備を確認しておき、
変更したいなら、その変更を見積に盛り込んでもらう。
設備については、個人的に各メーカーのショウルームなどに行き、
実際に見てみると欲しいものや、
これは標準でもいいというものがわかってくると思います。
多くのハウスメーカーや工務店に言えることですが、
契約の段階で設備については、あまり検討させません。
検討するなとはいいませんが、キッチンや浴室など
細かく検討しだすと時間がかかることを知っているからです。

外構について

外構は、思わず家についてすべて決まってからでも・・・
と思いがちですが、
外構と家は、密接に関係しています。
たとえば家の配置。
これは建築確認の都合から、後から変更することは難しい。
でも、外構を検討する段階になって、
もう少しこちら側に家を寄せていれば、
車が2台きれいに並んだのに、とかいろいろ出てきます。
そう考えると予算取りの意味も込めて、
外構も、契約前にプランと見積をある程度つめる必要があります。
特に、私が後悔しているのが、玄関の位置と駐車スペースの関係。
ある程度外構も頭に入れながら、家の位置と玄関の位置を考えましたが、
それでもやはり少々失敗しました。
家が建った後、外構プランをお願いしたのですが、
玄関、門柱、駐車スペースこれらを考慮すると、
玄関の位置がもう少し動かせたらベストでした。
家を基準に考えれば、まあ仕方ない面もあります。
ただ、家と外構をセットで考えていれば、
もっとスッキリときれいなレイアウトになったと思います。

でも、完璧は求めない

契約前にできる限り決めることは重要だと思います。
ですが、こだわり過ぎるあまり、
事細かにすべてを決めてからでないと契約しない、というのは、
少し無理があります。
家作りというのは、結構いい加減です。
これはある程度仕方の無いこと。
何千万もする家を建てるのに、すべてを決めるには、完璧な図面が必要です。
注文がもらえるかもわからない契約前に、
そんなに設計費を掛けられるわけがありません。
さらに言うと家作りでは図面がない部分、
大工さんが現場で考えて施工している部分もあります。
このように考えると、契約前に完璧に決めるなんて、
まず無理なことがわかります。
どうせ無理なんですから、ある程度までは仕様を決め、納得しましょう。

どれくらいまで決めるべきか

私個人としては、絶対に必須というような要望ではなく、
これくらいなら5万円くらいの追加かなって思うような仕様は、
契約時にはほっといてもよいと思います。
まあ、そういうのがあまりにたくさんあっては問題ですが、
もし1、2個仕様が抜けていて、
5万、10万追加になっても、
それくらいならほとんどの方が対応可能でしょうし、
場合によってはメーカー側が何とかしてくれることもあるかと思います。
これは余談ですが、
細かい仕様の変更や追加のとき、メーカーによってかなり対応が異なります。
簡単に融通を利かせてくれ無償で対応してくれる場合と、
いくらの追加となりますといわれる場合。
こういうのは正直仕方ないことです。
メーカーによって、コストが違います。
サービスしてくれるということは、それだけコスト的にゆとりがある。
追加ということは、コスト的にかなり厳しいということが
言えるのかもしれません。
なので、そのことであまり一喜一憂しないでくださいね。
特に今だとブログなどでこれがサービスだったなど、
うらやましい情報が見つかってしまうため、
私の場合もサービスでと思いがちですが、
コストにゆとりがあっただけかもしれませんので。
ちなみに個人的な実感として、ローコスト系だと多少の変更でも
結構シビアに追加となる傾向がある気がします。
やはりコストが厳しいのでしょうね。

結論

少々脱線気味になってしまいましたが、
それぞれのご家庭の事情があり、
早く契約をしないといけない場合もあるかと思いますが、
契約前に、仕様をきちんと決めておく、ということが大事です。
後で変更できますって言われても、
変更できる、からといって、
あいまいなまま契約していい、ということにはなりませんから。

※ 当サイトの情報には少なからず誤りがあります。

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